2016年01月23日

海上保安庁に就職した卒業生の近況報告

アルファーアビエィションの卒業生は航空事業会社、海上保安庁、警察や消防の航空隊等、全国で活躍しています。
本日は海上保安庁に最近就職した卒業生、秋山さんの近況報告をお伝えします。

「やりがいがありすぎて、楽しい!」
昨年、海上保安庁に就職した秋山さんは半年間の研修を終えて、いよいよ実機での訓練が始まります。
機体はアグスタAW139、副操縦員としての経験をこれから積んでいきます。
初めて操縦するヘリでもあり、勉強は相当頑張ってやっているそうです。

これまではヘリや飛行機の後席に乗って、撮影業務や、火災船舶の状況確認等をしてきました。
日々勉強することは多いのですが、とてもやりがいがあります。やりがいがありすぎて楽しいです、と元気に話してくれました。

現在は海上保安庁の官舎で生活している秋山さん、海上保安庁や防災のパイロットになりたかったという昔からの夢を叶えた今、さらにたくましくなって近況を話してくれました。
今後も責任のある仕事を安全運航で頑張ってください。

秋山さんの訓練時の様子
単独飛行4.jpg

*文中の氏名は仮名です。
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2016年01月21日

パイロットになるため航法訓練も必要です

パイロットライセンス取得を目指してアルファーアビエィションでは訓練生が連日頑張っています。
航法訓練も必ず行う訓練の一つですが、訓練とは言っても飛行中には多くの素敵な景色を見ることができます。
本日は遠くまで見渡せる天候状態で、パイロットにしか味わえない美しい景色を訓練生は体験しました。
これら訓練中に見たものも、一人一人の訓練生にとって大切な記憶となるわけです。

航法22.jpg
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2016年01月20日

航空豆知識「飛行機の重量計算」

当校の飛行機とヘリの飛行教官、整備士がお届けする大好評の航空豆知識。
今回から「飛行機の重量計算」について飛行機の教官がためになる情報をお届けしますが、内容が少し多いため分けて掲載します。
2回目は「自重」
3回目は「運航重量」、「有償荷重」、「ゼロ燃料重量」
4回目は「総重量」、「最大離陸重量」
5回目は「許容最大離陸重量(AGTOW)」と続きます。ぜひお楽しみください。

飛行する前の「飛行機の重量計算」とは(その1)

飛行機が空を飛ぶのは、翼の周囲を流れる空気の流体力学的に生じる「揚力」を利用して、空気中に浮き上がるからですが、飛行機の機体は主翼によって空中に持ち上げられます。
従って、主翼によって支えられるべき飛行機の重量は、その飛行機が安全に飛行できるかどうかについて重要な影響を及ぼすことになります。

そこで、飛行機の機長はその機体の総重量が、構造上又は性能上において安全に離陸し、飛行して、そして着陸することができる重量の範囲内であるかどうかを、飛行する前に確認しなければならないことが法律によって定められています。

飛行機が安全に飛行できる重量は、エンジンの出力や翼の強度はもちろんですが、空気の密度や温度、風向及び風速、滑走路の長さや勾配、あるいは標高など、いろいろな要素の影響を受けます。
従って、特定の飛行場における、特定の飛行について、その時の気象条件下での離陸重量や着陸重量、又は荷物室の搭載許容量などの必要なデータを、その都度算出して許容範囲内にあることを確認しなければなりません。(その2に続く)
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