R66シリーズ(その1) ロビンソン式R66型の紹介
ロビンソン式R66型(R66)初号機は、アルファーアビエィション所有のJA66AAで、2012年7月に日本に輸入されました。現在新機で日本に輸入されている機体は、10機になります。
ヘリコプターの免許には限定があり、ロビンソン式R22型(ピストンエンジン)で免許を取って、タービンエンジンの機体に乗るためには、タービンエンジンの機体でその限定を取得しないと乗ることが出来ません。ヘリコプター会社や官公庁の保有している機体はほとんどがタービンエンジンの機体になりますので、仕事をするときはこの免許が必要になります。
すでにアルファーアビエィションでは、タービンエンジンの限定の変更を32名、R66を使用した訓練で技能証明を取得した生徒が6名におります。ピストンエンジンの免許だけより、タービンの免許を持っていた方が就職にとても有利になります。全員短い時間で限定を変更してもらっていますよ。
R66の概要ですが、R44とほとんど大きさや性能が類似していて、また操縦系統、計器配置もR22に似ているので、R22で操縦士免許を取得した人はすぐにR66でも操縦することが出来ます。ただタービンエンジンのエンジン始動は、ピストンエンジンに比べてエンジンを壊しやすいのです。これがいわゆるホットスタートです。始動時にエンジンの温度が高くなりすぎて、タービンが壊れてしまうのです。いろいろな原因で壊してしまうのですが、R66は自家用の免許の方でも簡単に乗れるように作られていて、エンジン始動がとても簡単で失敗しにくくなっています。ボタンを一度押せば、後は自動的に機体の方でコントロールしてくれます。操縦士にとってはとても便利な機能です。R66の概要のみ紹介させていただきましたが、これから約10回にわたりR66について機体、エンジン、操縦についてご紹介させていただきますので、こうご期待下さい。
次回は「R66の機体について」について説明します。お楽しみに。 飛行機免許、ヘリコプター免許にご興味のある方はアルファーアビエィションまでお気軽にお問い合わせください。